オリジナルもアレンジも

ピアノの練習する上で「楽譜」は大きな役割を果たしますね。

 

以前このブログに、原典版について綴ったことがありますが、最近私のレッスンを受講開始された生徒さんもモーツァルトの楽譜を購入するとき、お店のスタッフにも勧められたのがウィーン原典版でした。

私の手元にあるベーレンライター原典版も参照しながら進めて行きます。

また、ピアニストや学者の考える解釈の例として他の版も紹介し、同じ作品でも様々な表現があることを楽しんでいます。

そして、練習方法などを具体的に示すために、時に私自身が作成した予備練習法を記譜したものをお渡ししています。

例えば、左手ですと、バスとその他の音群の区別とそれぞれの進行を明確にした楽譜。

或いは、片手の中で多声部になっているときに、各声部が正しい運指で独立した流れを作れるようにするためのパート譜など。

視覚的に明らかになると、構造が立体的につかめ、音楽表現が豊かになりますね!

 

また、保育士を目指す大人の生徒さんの中には、まだピアノに慣れておられない方もあり、歌唱伴奏をするのに市販の楽譜をそのまま利用するのが難しい場合も…

そのような時は、同じコード内で自然な音楽を保ちながら、易しく実践的で効果的なアレンジを施した楽譜を作成しています。

徐々にコツをつかまれ、スムーズに音楽が流れていく過程が嬉しいこの頃です!

クラシックのピアノ作品を勝手に手を加えるのには抵抗感がありますが、それ以外は色々臨機応変に対応して、生徒さん自らの手・指で奏でられるようお手伝いできたら…と願っています。

 

オリジナル譜もアレンジ譜も大いに役立てたいですね!