昨日は教会の聖堂で恩師・西垣勝恵先生を偲び、感謝を込めて演奏しました。
かつてレッスンの時に弾いていたピアノと再会し、奏でる想いは特別なものがありました。
1時間強のソロコンサート。
開演し冒頭に皆様へご挨拶くださり、祈りを持って始まりました。
演奏はシューベルト「アヴェ・マリア」のピアノソロ編曲から。
そして、レッスン受講当時の思い出の曲…
モーツァルト「ピアノソナタ第12番k.332」
デュラン「ワルツ」
ドビュッシー「アラベスク第1番」
次に先生の妹さんからお話のひととき。
先生が生前、病を得ても希望を持って過ごされていたことなど語ってくださいました。
私にも促されたので、先生から子供時代のピアノレッスンは勿論、その生き方―亡くなる前、可能なギリギリの日まで指導者とて努められた強さを学ばせていただいたことをお話ししました。
続いて演奏に戻り、
「軍隊ポロネーズ」「別れのワルツ」「スケルツォ第2番」とショパンの名曲集を。
プログラムの最後は10月のリサイタルでも取り上げたスペインに因んだ作品から
ビゼー「カルメン~闘牛士の歌」(阪本編曲)
レクオーナ「コルドバ」
ファリャ「恋は魔術師~火祭りの踊り」
温かい拍手と美しい花束をいただき、
やはりスペインもので、幻想的な情緒漂うタレガの「アルハンブラの思い出」でアンコールにお応えしました。
懐かしのピアノとの再会、先生のご姉妹との再会、私の演奏を久しぶりにご来聴のお客様との再会とともに、温かく爽やかにお声かけいただいた牧師先生はじめ、初めて私の演奏を聴いてくださった方々との新たな出会いが心より嬉しく、有難く、感謝でいっぱいです。
そして、開催にあたり種々お手伝いくださった皆様に深謝申し上げます。
寄せれらたメッセージからは、
「良いコンサートでした。人間味が溢れていました。」
「きっと天国から、いや、ここに降りてきて一緒に聴いてられると思います。」
「色々な曲を身近に聴けて贅沢なひとときでした。」
「西垣先生のお姉さんが私の亡き母に似ておられ、不思議なご縁を感じました。」
「自分のピアノの恩師の命日がこのコンサートの翌日だとふと気づき…」
等と様々な思いで受け取っていただいたようです。
皆様本当に有難うございました。