写真の小さな葉っぱ・・・何の葉かわかりますか?
おうちの方と一緒にレッスンに来られた幼い生徒さんが小さな手から、そっと置いてくれました。
「クローバー!」と思われましたか?
四つ葉のクローバーは幸福の印、見つけると幸運がやってくると言われたりしますね!
日本名はシロツメクサ(白詰草)。
江戸時代にオランダから輸入したガラス製品が割れないよう、緩衝材とこの草を乾燥させたものを詰めたとか。そしてその花が白いことから白詰草と名づけられました。
さて、そのシロツメクサことクローバー・・・
通常は三つ葉ですが、1枚ずつの葉の形は丸みのあるのが一般的。
このような形ではありませんでしたか?
では、先ほどの葉っぱは・・・
「カタバミ」です!
丸い葉の一片が食べらた(食む:はむ)ように見えることから「片喰」(カタバミ)と名づけられました。
1葉1葉ハート型の葉が愛らしいですね。
小さな黄色い(ピンクの品種も有)5弁の花を付けます。
カタバミもクローバーも葉は昼は開いていて、夜になると眠るように閉じます。
水分の蒸散量を防ぐための就眠運動だそうです。
小さな手で摘まれた葉っぱも確かにテーブルの上で静かに閉じかけています。
話がレッスンから逸れて、植物学のようなブログになってしまいました。(笑)
本題に戻します。
かわいい葉っぱをプレゼントしてくれた、このごく幼い生徒さんはつい最近ピアノを始められました。
今、中央のドから右手はドレミ、左手はドシラ・・・と各3音で分割奏を始めています。
実音と楽譜上の音高を一致させ、即時反応で指が動くようにトレーニング。
実際、短い曲にもチャレンジしています。
その過程の中で5線紙にメロディーを1小節orフレーズにより2小節分の音符を音名を言いながら自ら書き、また歌います。
(音符を書くのが大好きなようで、真剣な眼差しで上手に書いています。)
そして、私が弾いたものを見る、聴く・・・そして模倣する。
ソルフェージュと実技…その反復で随分スラスラ弾けるようになりました。
小さな手から紡ぎだされるピアノの音がだんだん滑らかになって行くさまが私も嬉しいひとときです。
これから色々な音楽に触れることでしょう。
そして、沢山の曲を自らの手で奏で、楽しんで欲しいと思います。