先日、校内の合唱コンクールでクラスの伴奏を担当している生徒さんのお母様から「中学校の卒業式に演奏する合唱曲の伴奏者オーディションで8クラスの代表として選ばれました。」と言う内容のご連絡をいただきました。
受験期やコロナ禍と言う落ち着かない日々だったでしょうが、本人はオンラインのピアノレッスンも活用し練習してきた成果が発揮できたようで、私にも嬉しいニュースでした!
その直後のレッスンで生徒さん自身から受けた報告の声や、レッスン中の質問に対する返答がこれまでよりしっかりしていて、努めたことを達成できた経験が、これからの成長の礎の一つになるだろうと確信しました。
ピアノを弾く上で、人それぞれの目標や目的がありますね。
コンサートで多くの人に自分の演奏を聴いてもらいたい・・・
コンクールにチャレンジしたい・・・
大好きな曲を弾きこなしたい・・・
音大や音高を目指したい・・・
いい音が出せるようになりたい・・・
ピアノを通して音楽を楽しみたい・・・
それらが達成できたときは大きな喜びが溢れてきますね!
目標や目的が異なっても・・・どの場合も「その一音」から始まっています。
その人なりに目指す「その音」を奏でられたその瞬間に喜びがあります。
それらを紡ぎ、連ね、展開し、構成して行く過程には、難所があったり、スランプがあったりします。
できるだけ効率的な練習法をアドバイスしていますが、それでも時にメンドクサイ練習を積み重ねないと克服できないことも。
自分の可能性を信じて、能力を最大に生かせるよう諦めずに!
そのような日々の練習の中での小さな喜びが、いずれ各人の目標に近づいていけるのです。
もしも、その目標に到達しなかった場合でも、日々努め、工夫し、達成してきた小さな経験が、また次の機会や全く別の物事に向かう時に大いに役立つと思います。
中学校生活のフィナーレを飾る卒業式で奏でるピアノ。
合唱と共に素敵な響きと思い出を創られることでしょう・・・