2月13日(土)20時~配信しましたピアノライブ…
沢山の皆様にご視聴いただき、本当にありがとうございました!
ちょうど、翌日はバレンタインデーで、その前夜にあたり、ちょっとロマンティックなプログラムを組みました。
コンセプトは、ロマンス、ワルツ、映画音楽…と言ったところ。
ショパンが1830年に作曲した「ワルツ ホ短調」と「ノクターン 嬰ハ短調」からスタート。
いずれも生前に出版せず、遺作として後に広く世に知られることとなった作品です。
ショパン20歳の頃の作品で、みずみずしい躍動感とリリシシズムに溢れたワルツ。
ノクターンは姉のために書いた作品ですが、そのメロディーは前年に胸に秘めた愛する人を思い作曲した第2番のピアノ協奏曲が元になっています。
ショパンの後は映画を彩る主題曲の数々を!
まず「タイタニック」から“マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン”
主演はレオナルド・ディカプリオとケイト・ウィンスレットと、セリーヌ・ディオンのこの主題歌も大きな話題となり、大ヒット!
次は1968年のフランス・グルノーブルの13日に渡るオリンピックの様子を記録した「白い恋人たち」のテーマ曲。
作曲家フランシス・レイのミディアム・テンポのワルツは、清純な冬をイメージさせる名曲として根付いていますね。
韓国ドラマブームの草分け「冬のソナタ」でも使用されていた…と配信時にご視聴の方から反応がありました。(笑)
雰囲気を変えて、ニューヨークの大富豪の御曹司が父親から勧められる政略結婚を前に、街で出会った女性との恋が芽生え…と言う「ミスター・アーサー」の“ニューヨークシティ・セレナード」
都会的な雰囲気の音楽にクリストファー・クロスの歌声が耳に残るナンバーです。
続いて「ロシュフォールの恋人たち」から1曲。“キャラバンの到着”
フランスの軍港・ロシュフォールで暮らす双子の美人姉妹はそれぞれ音楽家とバレリーナとしてパリでの成功を夢見ています。
ちょうど町はお祭りを数日前賑わい始め、ショー・イベントをするためのキャラバンが入ってきます。(グループのリーダーと助手の若者が歌い、踊り登場!)そのシーンの音楽です。主部のテーマはジャズ・ワルツ!
この映画はミュージカル仕立てで、「シェルブールの雨傘」の黄金トリオ、ジャック・デュミ監督、ミッシェル・ルグラン作曲、カトリーヌ・ドヌーヴ主演です。
さて、フィナーレは「ノッティングヒルの恋人」より“She”
原曲がシャルル・アズナブールの作曲、歌唱でヒットしたものを、この映画ではエルヴィス・コステロが熱っぽく歌いあげます。
ロンドン西部の街・ノッティングヒルの書店を営む男とハリウッド女優のラブ・コメディー。
もどかしくも様々な難局を乗り越えて理解していき…
主題歌は「彼女の面影を僕は忘れない」「彼女は僕の喜び?後悔?」「彼女は僕の宝物?高い代償?」「夏の調べ?秋の冷気?」「天国?地獄?」「本当の彼女を他の人は知らない。彼女の笑顔も涙も受け入れよう。彼女は僕の人生」と言った内容です。
ひととき、様々な愛の形に触れてください。
またご自身の思いや、想い出に重ねていただけたら…と思います。