「学校のクラスメイトと連弾をすることになったが、(編曲された楽譜で)簡単すぎるので、連弾のパートナーから適当にアレンジして弾いて!」と言われ、困ってしまい…と言う生徒さんから相談を受けました。
同じ曲でも、もっとイイ感じのアレンジ譜を探すのもひとつの方法ですが、事情があり(割愛します)、その楽譜を元にせざるを得ず…
Primo(高音部パート)を担当し、メロディーを平易な形で弾く楽譜でした。
自分でチャレンジしようとしても、連弾なのでSecond(低音部パート)と音がぶつからないようにするには、使える鍵盤に制約があり、ユニゾンや簡単な重音だけでは面白くないし…しかも本番まで時間がないし…と頭を悩ませていました。
ちょっとした思い込みがあるようでしたので、私がその曲をアレンジする過程を実際見てもらい、各部分を逐一本人が弾くことで、その悩みを払拭して欲しいと思い、試みました。
今回の場合…その思い込みとは…
・Primoはメロディーのパートを弾く。
・たくさん音を入れないと、変化が無く、つまらないのでは?
・でも、制約があるし…ムリ!
そこで…
・メロディーだけなぞるので無く、その曲の特徴である伴奏型やそのリズムも取り入れて、つまらないと言う印象を根本的に変える。
・元の譜面を生かしながら、最小限の音数で効果的に。
・ほんのちょっとしたオブリガートや装飾音符でオシャレ感アップ。
進めるごとに、良い意味で表情、弾く様子が変わっていき、悩みはふっとんだようです!(笑)
そして、パートナーとの練習が待ち遠しく楽しみになってきたとか…
おうちの方からは、家でも笑顔で頑張っている様子をご連絡いただきました。
悩むより、考えて、行動!
お役に立てて幸いでした!