先週末は久しぶりに奈良を訪れました。
大学の先輩が還暦を記念して開催されたソプラノリサイタルを聴きに行くためです。
声楽家としてご活躍とともに、奈良県唯一のプロオーケストラ・奈良フィルハーモニー管弦楽団の団長。
亡きご主人が立ち上げられたオケを引き継がれ、素晴らしいアーティストたちを束ねておられます。
会場はホームグランドの「やまと郡山城ホール」の大ホール。
今年1月、奈良フィル・ニューイヤーコンサートで協演させていただいた会場で、今回は客席で期待感でワクワク。
そして、開演から終演までゆったり楽しみました!
第1部は日本歌曲をピアノ(松下寛子氏)とともにしっとりと。
情景や心情が浮かぶ心に沁み入る歌でした。
第2部はコロラトゥーラを駆使したオペラのアリアの数々。
衣装もチェンジし、オーケストラとの演奏。
作品や役のキャラクターにより、チャーミングだったり、崇高な響きだったり…
技巧と体力を要するアリアを何曲も見事に歌い切られ感嘆!
粟辻聡氏指揮の奈良フィルも本当に美しい音色で感動しました。
共演者の皆さんとの信頼関係もバッチリ!
一緒に伺った友人たちとも、その素晴らしさは勿論、生の音楽に触れることができた幸せ、出かけられる喜びを実感するね!と共感しながら帰ってきました。
<プログラム>
かやの木山の(山田耕筰)
野薔薇(同)
この道(同)
からたちの花(同)
初恋(越谷達之助)
セヴィリアの理髪師(ロッシーニ)
~序曲
~今の歌声は
清教徒(ベッリーニ)
~あなたの優しい声が
リゴレット(ヴェルディ)
~麗しい御名
カヴァレリア・ルスティカーナ(マスカーニ)
~間奏曲
ノルマ(ベッリーニ)
~清らかな女神よ
ルサルカ(ドヴォルザーク)
~月に寄せる歌
<アンコール>
リナルド(ヘンデル)
~私を泣かせて
ジャンニ・スキッキ(プッチーニ)
~私の愛しいお父さん