1964年の「シェルブールの雨傘」は世界的ヒットを放ち、3年後、前作と同様、ジャック・ドゥミ監督、ミッシェル・ルグラン音楽、カトリーヌ・ドヌーヴ主演のゴールデン・トリオによる、やはりミュージカル映画が公開されました。
南フランスの港町ロシュフォールは陽光溢れるお祭りの季節。
華やいだ雰囲気の中、美しき双子姉妹(ドヌーヴと実姉/フランソワーズ・ドルレアック)は花の都パリでの成功や恋を夢見る。
街に駐屯する水兵、カフェを営む姉妹の母、そしてその元恋人、友人の優れた作曲家・・・
演じるのはジーン・ケリー、ジョージ・チャキリス他、仏米の豪華なキャスト・・・
登場人物を並べただけでも、何かが起こりそうな予感です。
そう、「ロシュフォールの恋人たち」の週末の3日間の出来事・・・
恋の芽生え、すれ違い、交錯する人間模様がとびきりオシャレにカラフルに描かれています。
「双子姉妹の歌」「キャラバンの到着」などジャズとシャンソンが融合したルグランのエレガントなセンスが光り、
この「コンチェルト」ではクラシック風のスタイルで作曲されています。
ピアノとオーケストラの協演作品ですが、オケパート5つの管楽器によるアンサンブルに私自身編曲しました。
「シェルブール」とは対照的な「ロシュフォール」
ゴールデン・コンビの表現力はスゴイ!!